2024年7月期のTBS金10ドラマ『笑うマトリョーシカ』。
早見和真さん原作、水川あさみさん主演の政治サスペンスドラマです。
2話が放送されたので、ストーリーの流れと感想を書いていきたいと思います!
※こちらは2話のネタバレを含みますので、話の詳細を知りたくない方はご注意ください。
今回も引き込まれる内容で、あっという間の1時間だったわ!
・『笑うマトリョーシカ』あらすじ
・『笑うマトリョーシカ』2話ネタバレ感想!
・『笑うマトリョーシカ』黒幕候補は鈴木ではなく元恋人・美恵子?
・まとめ
【笑うマトリョーシカ】第2話あらすじ
公式のあらすじを紹介するよ!
父・兼髙(渡辺いっけい)の死は、BG株事件を闇に葬りたい鈴木(玉山鉄二)によって仕組まれたものではないか。さらに清家(櫻井翔)は鈴木に裏で操られており、助けを求めて自分に近づいてきたのではないか。そう考えた道上(水川あさみ)が清家のもとを訪れようとした矢先、道上の部屋に何者かが侵入し荒らされる事件が発生する。盗られたのはBG株事件に関する兼髙の資料や取材ノートのみ。道上はますます鈴木に対する疑惑を深めていくのだった。
そんな中、道上は清家の自叙伝「悲願」で清家がかつて私設秘書を務めていた代議士・武智(小木茂光)もまた、兼髙と同じく不慮の交通事故で命を落としていたことを知る。おまけに武智の死後、清家は彼の地盤を引き継ぎ、27歳の若さで初当選していて・・・。
金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』|TBSテレビ
【笑うマトリョーシカ】第2話ネタバレ
盗まれた資料
主人公の新聞記者・道上香苗(水川あさみ)は、若手人気議員の清家一郎(櫻井翔)の自叙伝「悲願」の取材をするうちに、清家一郎は「操り人形」で「背後にブレーンがいて、言わられるがままに操られているのではないか?」と考えます。
取材を進めていく中で、清家一郎の秘書である鈴木俊哉(玉山鉄二)がヒトラーの指南者であるハヌッセンのように清家一郎の心を掌握しているのでは?と疑問を持ち、周辺を調べていく道上。
その矢先、道上の部屋が何者かに荒らされ、亡き父・兼高が残したBG株事件に関する資料が盗まれます。
「鈴木によるものなのか?」道上の鈴木に対する疑念は更に深まっていきました。
清家一郎の恩師・武智の事故死
道上は清家の自叙伝を通して、清家が大学卒業後に代議士・武智和宏の私設秘書をしていたことを知ります。
清家を議員デビューさせようとしていた矢先、武智は不慮の交通事故で亡くなってしまいました。
そして、清家は武智の急死による補欠選挙で地盤を引き継ぎ、見事当選。
武智の事故死は、清家を政治家にする為に鈴木俊哉が仕組んだものなのか?
道上と清家との関係が近くなっていく中、清家と鈴木の同級生でもある日本料理屋を経営する佐々木は謎の女性に電話をかけ、二人が会っていることを報告していました。
鈴木の事故は仕組まれたもの?
武智和宏議員と、道上の父・兼高が二人とも交通事故死し、加害者の運転手が無職にも関わらず示談を希望したことが偶然とは思えない道上は、清家に「鈴木は危険」だと伝えます。
「あなたも関係を絶ちたいと思っているんじゃないですか?」清家にそう問う道上。
その頃、鈴木が事故に巻き込まれたと電話が入り、病院に向かう清家と道上。
幸いにも、鈴木は無事でした。
清家は安堵し、「僕は二度と大切な人は失いたくないんだ」と伝えます。
道上の後悔
事故にあった鈴木に張り付いていた、道上の後輩・青山も事故に巻き込まれていました。
自分が原因で青山を巻き込んでしまった事を後悔する道上は、昔の出来事を思い返していました。
1年前、不正をした議員の秘書が、議員の汚職を道上に告白した後に自殺未遂。
原因は、道上の度重なる取材によるノイローゼだと報じられてしまいました。
週刊誌に書かれ、Youtuberに追い回される生活から息子を守るため、道上は夫と離婚し、息子は夫に引き取られました。
この出来事がトラウマとなり、道上を苦しめることとなります。
清家の論文
道上は、清家を担当した大学の教授を訪ねました。
道上の元に届いた清家の論文は、卒論ではなく、清家が大学3年の課題で提出したものでした。
論文の内容は、ヒトラーに肩入れし、ヒトラーのブレーンだったハヌッセンを肯定した内容で、危険だと感じた教授から注意をされていました。
しかし、その後の清家が書いた卒論では、以前のものと内容が異なり、ハヌッセンを批判する内容に変ったという教授。
二つの論文の間に、考え方が変わる何かがあったのか?
道上は、「悲願」の中に清家が大学3年の頃、美恵子という女性と出会っていた文面があった事を思い出します。
卒論では、清家にとってのハヌッセンである鈴木俊哉を暗に批判しているのではないか?
清家の考え方が変わったのは、美恵子の影響によるものかもしれないと考え始めます。
謎の女性・美恵子
大学時代の清家は、脚本家志望の美恵子という女性と恋人となります。
美恵子との会話から、清家は「27歳という年齢を意識するようになった」と悲願に書かれていました。
27歳は、武智議員が交通事故死をし、清家が議員デビューした年。
美恵子が武智を殺したのではないか?と道上は考え始めます。
美恵子が清家の背後で操っているのか?
そして、ハヌッセンが殺された年齢が43歳で、事故にあった鈴木の年齢も43歳なのでした。
その頃、病室の鈴木も大学時代に清家から美恵子を紹介された日を思い出していました。
二人の仲を見て不快を感じる鈴木に対し、美恵子はタバコ片手に勝ち誇った表情を浮かべていました。
道上は、清家の背後には誰かがいて、その人が事件を起こしていると確信した道上は、美恵子を調べるために清家に会いに行こうとすると、清家の秘書である坂本から連絡が入り、「今後一切、清家はあなたの取材はお受けしない。清家本人の意向です。」と言われ、呆然とするのでした。
【笑うマトリョーシカ】第2話の感想!
第2話も面白かったですね!
第1話では清家一郎を操り、次期内閣総理大臣候補と言われるまでにのし上げた鈴木俊哉が完全な黒幕かと思われましたが、鈴木が交通事故にあったことで他の黒幕の可能性も出てきましたね!
そして、清家の元恋人・美恵子の登場と、佐々木が連絡していた謎の女性の登場が更に謎を深めていきました。
美恵子も鈴木俊哉と同様に、清家を掌握し、意のままに操る女性になり上がろうとするハヌッセンなのでしょうか?
清家一郎は本当に誰かの理想を完全に体現する人間なのか?
清家一郎の心の奥底にあるものが何なのか、気になるところです。
ラストのハヌッセンが43歳で暗殺されたと知った、自身も43歳の鈴木俊哉の驚愕の顔が印象的でした!
【笑うマトリョーシカ】黒幕候補は鈴木ではなく元恋人・美恵子?
第2話の謎について考察をしていくよ!
①武智和宏氏と清家一郎が初めて会った時の状況が、清家一郎の著書『悲願』に書かれているものと、鈴木俊哉の回想と違うのはなぜ?
悲願の中では、鈴木に関しては一切触れられていない。
本当は、武智和宏氏と清家を引き合わせたのは、鈴木俊哉ではないか?
②武智和宏、鈴木俊哉、道上の父・兼高の事故死は、同一犯によるものか?
清家の元恋人・美恵子が関わっている可能性も急浮上。
しかし、BG株事件に関わる政界の何者かの仕業も否めない。
③佐々木が連絡をしていた謎の女性は誰?
謎の女性を演じていたのは、高岡早紀さんでした。
美恵子の可能性も考えましたが、清家と美恵子は同い年で、謎の女性と年齢が合わないように感じるので、清家の親族の可能性?
清家が「もう誰も大切な人を失いたくないんだ」の言葉を考えると、美恵子はすでにこの世にいない?
④清家の元恋人・美恵子の正体は? そして鈴木俊哉との関係は?
美恵子と清家の出会いが、何となく仕組まれたものに感じました。
何か目的があって清家に近づいたのでしょうか?
清家が美恵子を紹介したときに、鈴木の反応が初対面の反応にみえませんでした。
もしかしたら、美恵子と鈴木は面識があり、意図があって清家に近づいたのかもしれませんね。
鈴木の不快感をあらわにした表情と、美恵子の勝ち誇った表情が気になりますね。
⑤美恵子が真の黒幕なのか?
美恵子は、清家一郎に「27歳」「年齢へのこだわり」を植え付けました。悲願には、美恵子とは映画館で出会ったと描かれていましたが、実際はマッチングアプリ的なもので知り合っています。美恵子が計画的に清家に近づいたのでは?
清家に政治家にのし上げ、強大な権力を手に入れるよう操っている黒幕は、もしかしたら美恵子なのかもしれません。
【笑うマトリョーシカ】第2話ネタバレ感想!まとめ
【笑うマトリョーシカ】第2話ネタバレ感想!黒幕候補は鈴木ではなく元恋人・美恵子?を紹介しました。
清家一郎を操っているように見える秘書の鈴木俊哉、そして元恋人の美恵子。
清家一郎は本当に強い意志を持たないのか?
理想の人物を完璧に演じ切る才能を持ち合わせたと見せかけて、演じているのかもしれない。
マトリョーシカが意味するものは、何なのでしょうか?
先が見えない展開に、これからも謎は深まるばかりです。
第3話が楽しみですね!!!
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